今週読んだ本(8/24-8/30)
■『良い経済学 悪い経済学』:★★★★☆ 8/6-8/24
もはや一般の通説のように語られ、自称経済学者ですら誤って理解している説の経済理論的な誤りをクルーグマン先生が斬ってます。
例えば発展途上国が先進国の資本流入により経済を発展させ、貿易黒字を計上している、というような一見正しいように見える説がまかり通っていますが、マクロ経済学の基本中の基本である貯蓄-投資=輸出-輸入の公式(つまり資本輸入国は貿易黒字になることはありえない)ですら理解されていない、と。
他にも
・企業の競争力と国の競争力は同列には考えられない
・国家間の貿易はゼロサムゲームではなく自由貿易により貿易赤字国も恩恵を受ける
・絶対優位の産業はなくても相対優位の産業は存在する
等々、良い経済学の観点から、自由貿易のメリットについて簡単な2国間モデル等を駆使しながら平易に解説が加えられています。
書き下ろしの単行本でないため、なんとなくまとまりに欠けるような感じは受けるし、90年代前半の頃の本なので、ちょっと古さは感じられますが、読んで損はない本です。
■『嘘つき大統領のデタラメ経済』:★★★☆☆ 8/14-8/31
どこぞに書いていた連載記事をまとめただけなので、『良い経済学 悪い経済学』同様に同じ話が何度か出てきたり、まとまりにいまいち欠ける感じはするし、ITバブル崩壊直後の話なので、ちょっと古さは否めない。
内容は経済学の理論的にどうこう、といよりも海の向こうのトップもデタラメだなあ・・・うちだけじゃないんだ、とほっとする。
■『ヘタな人生論より葉隠』:★★★☆☆ 8/17-8/29
「武士道とは死ぬことと見つけたり」の一節な有名な葉隠れだが、内容は「武士たるもの常に死を覚悟して、常に今を全力で生きるべし」ということ。
時代は流れても、生き残る言葉というのは響きますね。民主党の各議員にもこういう気概を持って国政に取りくんで欲しい。
■『秘密とウソと報道』:★★★★★ 8/26-8/27
やっぱこの人の本面白いわ。文章そのものも面白いし、取材の対象も面白いし、しっかり取材している感があるのもいい。
世の中、報道・メディアで言うところのウラ取りをせずに、なんとなくイメージで物事を決めつける人がなんと多いことか。今の政治にしても「小泉改革が格差を拡大した」だの、「昨秋からの景気対策のおかげで景気が最悪期を脱した」だの、「凶悪犯罪が増えている」だの、厳密な因果関係の証明できない(いわば
ウラ取りをしていない)、クルーグマンの『良い経済学悪い経済学』でも事実無根の経済学的通説について批判されていたし、以前読んだ『不透明な時代を見抜く統計思考力』にも統計上因果関係のない通説が紹介されていた。それだけ世の中にウラのない通説が氾濫している、ということだろう。
まあ単純に統計等のウラを取るだけじゃなく、統計のウソや、ごまかしを見抜くスキルも必要ですけどね。
■『スコアアップできない原因の50%は間違いなくあなたのクラブです。』:★★★★☆ 8/30
アマチュアが嵌りやすいセッティングの要所がわかりやすく解説されています。具体的な商品名にまで踏み込んでくれるとより親切ですが、参考になります。
とりあえず1W, 3W, 5W, 7W(3UT), 4IUT(4UT), 5I-PW, SW, LWというのが私としては基本になりそう。UTはどこかに入れたいのだが、ノーマルのままだと軽すぎるので、そこが難しいなあ。


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