ブログが流行る理由とは
以前、ブログ人口を300万人と勝手に推測しましたが、今回はなぜブログが流行ったのかを少し考えてみたいと思います。ブログが急速に広まってる理由としては以下のようなものが考えられると思います。
1.背景となる多数のネット人口
2-1.導入ハードルが低い(技術)
2-2.導入ハードルが低い(コスト)
3.人間の認知要求に沿ったツールである
4.トラックバック機能
1.は流行の絶対条件ですね。ブログの潜在ユーザと言えるネット人口が多数いること。3でも書きますが、閲覧者数が沢山いることが、ブログを継続する動機付けの大きな理由になっていると思います。
2.これまでもHPで日記を書いている人は多数いたと思います。ただ、自分のHPを持つためには、自分でHTML等のWeb系の言語を習得する必要があります。(ある程度はソフトウェアに投資すれば、負荷の軽減が図れますが)
これに対してブログは、多少凝ったモノを作ろうと思ったらHTML等の知識が必要になりますが、大手のISPと契約している人であれば、なんの技術的知識がなくても作れます。
この技術的なハードルの低さは3.の導入コストのハードルの低さと合わせてヒットの絶対条件だと思います。思えば90年代前半にアップルのマッキントッシュ(Macintosh)が価格性能比でWindowsに劣りながらもそれなりにシェアを維持できたのも、Mac独特のUIの分かりやすさなど、要求技術ハードルの低さでした。(もちろんMacが一定のシェアを確保した理由はDTPやCG等のソフトウェアに関してはMacintoshが先行していたこと、及びこれらのクリエイティブな職業の人が使っていたことによるブランド効果も大きいですが)
同じく導入ハードルとしてコストが挙げられます。ブログサービスは大手ISPであれば、大半のベンダーが簡易版なら無料で提供されています。「導入コストゼロならば、試しにやってみるかー」と思ってハマった人も多いはず。
技術のハードルと合わせて、導入ハードルの低さはアーリーアダプター(Early Adopters)【*1】と呼ばれる人種層を広く取り込むのに有効です。私見ですが、新しい技術・商品に対して真っ先に飛びつくイノベーター(Innovators)【*2】は技術習得へのコスト、金銭的なコストの負担を惜しまないのに対し、アーリーアダプター層は金銭的なコストへの負担には前向きですが、技術的なコスト負担は好まないように思います。これらの層はあくまでスマートに流行を追いかける人だからです。もちろん導入ハードルの低さはフォロワー(Follower)【*3】への間口を広げることにも効果的なのは言うまでもありません。
3.いわゆるマズロー【*4】理論にあるような、人間の心理欲求を満たすツールであることです。ブログはいわゆる帰属欲求を持つ人々には同じような趣味、仕事を持つ人達との出会いを提供するツールになりますし、自らの意見を公表して他の人から認められたいという認知欲求を満たすツールにもなっています。日本語で書いても潜在的な閲覧ユーザは7000万人いるわけですから、どこかに自分と同じ考えを、感性を持って自分に興味を持ってくれる人間がいると思うと、モチベーション高まりますよね。自分のブログにコメントやトラックバックが付いたりすると嬉しいですよね。こうした人間の高次元欲求を満たすツールである面も大きいと思います。
4.トラックバック機能、技術的には別になんて事のない簡単な機能だと思います。でも今までのHPでは自分のHPを宣伝する方法はあまりありませんでした。それがブログでは自分自ら宣伝可能なんです。しかもこれもタダで。
もちろん、これだけがブログが流行る理由だとは思いませんが、上記のような理由がブログが流行している主な理由になっているのは間違いないと思います。
(軽く書こうと思っていたのに妙に長文になった上に、後半尻すぼみになってしまいました。最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。)
【*1】アーリーアダプター(Early Adopters):商品サイクルの導入期から成長期にかけての主な顧客基盤となる層にいる人のこと。
【*2】イノベーター(Innovators):商品サイクルの(潜在期)~導入期にかけての主な顧客基盤となる層にいる人のこと。
【*3】フォロワー(Follower):商品サイクルの成長期~成熟期にかけての主な顧客基盤となる層にいる人のこと。
【*4】アブラハム・マズロー:アメリカの心理学者
マズローの欲求理論についてはこちら↓
完全なる経営(日本経済新聞社)


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